モロッコ旅行記:タンジールからシェフシャウエンの行き方
皆さんこんにちは!
スペインで留学生活を送っている小町です。
今回は、せっかくスペインまで来ているので、今だからこそ簡単に行くことが出来るモロッコの“青い街”で有名なChefchaouen(シェフシャウエン)に行ってきました。
*日本ではシャウエンと呼ばれることが多いですが本来の地名はシェフシャウエンとなっています。現地でもシェフシャウエンは人気の観光地なのでシャウエンだけでも十分に伝わるので特に問題はないです。
- まずは降り立つ空港を決めよう:シェフシャウエンに行くことが出来るモロッコの空港
- Tanger(タンジール)の空港からバスターミナルへの行き方
- バスターミナルについたらバス会社を選ぼう
- Nejme Chamal社のバスとモロッコの車道の正直な感想
- シャウエンに着いたらやらなければ行けないこと:出発日のチケットを買いましょう
- シャウエンのバスターミナルから観光地までの行き方:徒歩orタクシー
まずは降り立つ空港を決めよう:シェフシャウエンに行くことが出来るモロッコの空港
まずシャウエンは田舎の小さな町なので近くに空港は存在しません。
なのでいくつかある空港のどこかから降りて、そこからはバス移動になります。
そして私が降り立った空港が、モロッコの最北端に位置するTanger(タンジールまたはタンジェ)にあるイブン・バットゥータ国際空港という空港です。
他にもFez(フェズ)やCasablanca(カサブランカ)、Marrakech(マラケシュ)などの空港からも行くことが出来ます。
ちなみに私がタンジールを選んだ理由は、シャウエンまでのバス移動が一番短かったのでタンジールを選びました。
Tanger(タンジール)の空港からバスターミナルへの行き方
タンジールの空港からバスターミナルまではタクシーで20分程です。
空港を出たらすぐにタクシー乗り場があるので探す必要はありません。
事前に、モロッコのタクシーには通常メーターが付いているというのを調べてから行ったのですが、どうやら当たりが悪かったらしく運転手と交渉になってしまいました。
もちろんタクシー乗り場に何台も停まっていたので、『本当にここにある全部のタクシーにメーターが付いてないの?』と話しかけた運転手に聞きましたが、答えは『Yes.』
絶対嘘だと思いましたが、ややこしいやり取りは苦手なので、交渉に移りました。
おじさん:『150ディルハム(約1700円)だ。』
私:『ダメダメ!100ディルハム(約1100円)にして!』
と交渉したところ意外とすんなりOKをもらえたので、もっと値切ったらよかったと少し後悔しました。
出身は大阪ですが根切はまだまだ未熟な私です。
そんな感じでバスターミナルのGare Routiere Tangerへ
バスターミナルについたらバス会社を選ぼう
私の場合はバスターミナルの入り口で下ろされたのですが、そこらへんにいるおじさんに『シェフシャウエン!』と伝えるだけで、アラビア語とジェスチャーでどこに行けばいいのか教えてくれます。
(もちろん私はアラビア語なんて理解できないのでジェスチャーで指がさされた方向へ歩いて行っただけ(笑))
通常はCTMという国営バス会社のバスに乗るのが無難ですが、タンジールからシャウエン行きのCTMバスは1日に2本しか運航しておらず、12時発→14時40分着または、20時発→23時10分着となっています。
CTMのバスはこちらのアプリから予約が可能となっていますが、対応言語がアラビア語かフランス語のみとなっております。
ちなみに私がバスターミナルに到着したのが12時過ぎだったので一本目のCTMには乗れませんでした。
そして次の20時発(約8時間後)のバスを待つぐらいならローカルバスでもいいやと思い、バスの近くで『シェフシャウエーン!!!』と叫んでいたお兄さんからチケットを買いました。
バス会社はNejme Chamal社という会社で、多分のローカルバスでは良心的な方だと思います。
チケットの料金は、35ディルハム(約400円)と超安かったです。
Nejme Chamal社のバスとモロッコの車道の正直な感想
下調べをしたところローカルバスの評価があまり良くなかったので、私も不安になりながらチケットを買いに行きました。
チケットを買う際に運転手さんやスタッフさんと話していたら仲良くなったのですが、運転手さんが私が見える位置にいて欲しいということで一番前の席に案内してもらい座らせてもらいました。
車内は、日本と比べると確かにとても綺麗とは言えませんが、以前フィリピンのセブ島のローカルバスを乗りこなしていた私からすれば普通に綺麗でした。
一番前に座っていたこともあり、後ろの様子は全く知らないのですがエアコンが無かった為入り口のドアを開けての走行です。
セブ島でも同じような経験があったので特に気にすることなく、出発前から完全に寝ていたので出発したのことさえも知りませんでした。(笑)
ちなみにバスの出発時刻が決まっていないのか、満員にならないと出発しないのかは寝ていてわからなかったのですが、おそらくずっと客引きをしていたので後者だと思います。
車道もほとんど舗装されており、テレビで見るような道じゃない道を走ることは一切なかったです。
ちなみにシャウエンまでは約3時間の道のりでした。
道中、運転手のおじちゃんがご飯を買うためにストップしたり、よくわからないストップがあったりとだいぶ自由な感じでしたが、そういうところからモロッコ人の国民性が感じられて楽しかったです。
そして道中の景色ですが、私は残念ながら右側に座ってしまっていたので、遠目でしか見ることは出来ませんでしたが、座席は絶対に左側がおすすめです。絶景が広がっています。
もちろん右側に絶景が無いわけじゃないですが、圧倒的に左側がおすすめです。
大事なことなので2回言いました。(笑)
シャウエンに着いたらやらなければ行けないこと:出発日のチケットを買いましょう
私が大失敗したポイントです(笑)
私の場合、降りてすぐに一緒のバスに乗っていたモロッコ人に話しかけられ、そのままシャウエンの観光地部分までタクシーで移動してしまったのですが、皆さんは絶対にそんなことしないでくださいね。
バスを降りたらまず客引きを無視して、出発日のチケット買いに行きます。
出発する前日に着いたとしても、前日であるなら高確率で欲しいチケットが売り切れるているということはないと思います。
私は当日の出発1時間前に買いに行ったので、余裕で売り切れでした(笑)
欲しかったチケットの次の便のチケットをラスイチでゲット出来ました。
これは本当にラッキーでしたね。
こういう私みたいな危ない橋を渡らない為にも、チケットは到着したときに買っておきましょう!
シャウエンのバスターミナルから観光地までの行き方:徒歩orタクシー
シャウエンのバスターミナルはここにあります。
青い街が広がっているシャウエンの観光地までの行き方は、タクシーか徒歩の二択になります。
まずタクシーでの行き方ですが、シャウエンの観光地へは大きく分けて3つの門が入り口の代わりをしています。
Bab El Ain(アイン門)
Bab El Souk(スーク門)
Bab El Onsar(オンサー門)
これらの門まではタクシーで行くことが可能ですが、門の中はとても狭くなっているため門の前で下ろされます。
↑私がよく利用していたアイン門です。
シャウエンでは交渉型のタクシーが通常運転なようで、他の記事と自分の経験を比べたところ、上記2つの門であれば20ディルハム(約225円)、オンサー門は一番遠くに位置する門なので25ディルハム(約285円)が平均的な値段だと思います。
シャウエンに到着してすぐにホテルに向かう場合は、この3つの門から近いホテルを選ぶことをお勧めします。
続いて徒歩での行き方なんですが、これも上記同様、門に向かって歩いて行くだけなのですが、私は帰る際にだけ徒歩を使いました。
その理由なんですが、坂の傾斜がえぐいんですね。
坂が辛かったという記事は、何度か目にしていていたのですが実際行ってみたところ予想をはるかに上回っていました。
ちなみにグーグルさんが言うには、バスターミナルからアイン門までは徒歩で約20分とのこと。帰りは約15分と書いていました。
傾斜がえぐいのにその上、距離もしっかりあったんですよね。
登山など慣れている人は問題ないと思いますが、重い荷物を持っていたり、体力に自信の無い方はシンプルにお勧めしません。
軽い気持ちで徒歩を選ぶと痛い目を見ますので、体力をお金で買うかはよくご自分とご相談なさってくださいね。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
私も今回は初のアフリカ大陸ということもあって、スペインにいるときより5倍以上警戒心を強化していきました。
最初はからみの濃い客引きに慣れないかもしれませんが、彼らも無視されることには慣れているので、ちょっと可哀想と思ってしまうかもしれませんが、自分の身を守ることを第一に考えて無視するスキルをどんどん上げましょう。
それでは皆さん今日も良い一日をお過ごしください!
アスタルエゴ~!